11月|体温あるAI
Studio 03 まちを聴く
スタジオマスター:島影圭佑
OTON GLASSって何?
「OTON GLASS(おとんぐらす)」は、目の前にある文字を音声で読み上げてくれるめがねです。目が見えづらい視覚障がい者でも一人で自然な動作で文字を読むことができます。最終的には生まれつき文字を読むことが苦手な読字障がい者や、高齢になり文字から離れてしまっているお年寄りでも使うものにできたらいいなあと考えています。
どんなスタジオ?
まちは、そこに暮らす人々みんなのためにつくられています。まちには川が流れていたり、大きな建物が建っていたり、商店街で野菜を売っている人もいて、そのすべてが、私たちが生活する「まち」をつくっています。
そしてまちには、たくさんの情報があります。文字情報は「OTON GLASS」というメガネで、音声に変えることができます。ですが、文字以外にも、街には情報が溢れかえっています。1ヶ月にどれくらいの雨が降るのか、建物と建物の間隔はどれくらいなのか、人がどんな速さで動いているのか。それらすべてが、まちの生き生きした情報であり、その情報も私たちが生きることを豊かにしてくれます。
もし未来のめがねで、まちのあらゆる情報を読み取ることができたら、私たちはどのようにまちを知覚するのでしょうか?めがねをかけると、そのめがねのフィルターを通すことで、世界の見方を塗り替えることができます。本ワークショップでは、まちの情報を音に変換する仕組みを制作することで、未来のまちの体験を考えます。あなたはまちに、なにをききたいですか?